人は、違う人間になろうとして苦しむ
どんな人間も、苦しみの根元を探っていくと「自己否定」に辿り着く。
自己否定は子供時代から
ダメな自分を否定することは、まだわかる。
けれど不思議とそれだけではなくて、明るい人間は「落ち着いたおしとやかな人間になりたい」と思い、落ち着いた人間は「華やかで社交的な人間になりたい」と思っていたりする。
苦しみの原因は「自己否定」。
そして全ての自己否定の度合いやクセは、子供時代に端を発する。
「優しくていい子ね」と親に褒められた子供は「優しい人間」であろうとする。
本当に優しい子は、褒められた時に嬉しいだけだ。一方、実は「人の気持ちの機微に興味がない」子供だったらどうだろう。心の奥でドキっとするのである。そして変に、そのポイントにこだわりだす。人の心を読もうとする。
本人の中ではいつしか、それが得意なことになっていたりもする。
「家族想いね」「頭がいいのね」「ちゃんとしてるね」「かっこいいね」どれがドキッとするかは、子供によって違うし、純粋な子供に戻らないと、わからない。
親が悪いという話じゃなくて、どんな人間も、この「ドキっ」とするポイントを持っているという話。
それを幼少期に、親や周りの人に褒められたり、もしくは諭されたりして、過剰に意識しだすことが、自己否定のスタートである。
これはどんな人にも起こる現象だ。
何が自分の自己否定になっているのか知ることができたら、見えない生きづらさの形が見えてくる可能性がある。
違う自分になろうとしてしまう現象について
この違う自分になろうとする現象を紐解くヒントとして、占星術の「月星座は欠落説」について紹介したい。(星占術師 マドモアゼル・愛先生の研究結果より)
「人はそれぞれ苦手なことがある」とは、どんな人だって頷けるだろう。
ただ「どうしても認めたくない」と思い、努力で乗り越えてきた何か。そこだけは苦手だとは言われたくない何かについては、指摘されてもすぐには受け入れられないかもしれない。
その「何か」を、月星座が表す可能性が高い。
例えば、家庭的であろうと生きる人に「本当は家族の面倒を見るのが苦痛では?」と言うと抵抗される。
「私はできないことをいっぱい持っているが、ここだけは譲れない」それが「月星座」のポイントだったりする。人生をかけて「頑張ってきた」からだろうと思う。
月星座がわかると「もういいんだ、私はそれにこだわらなくて」と思えるようになる。
私はこの「月星座は欠落説」を知ってから、それまで雲を掴むようだった占星術の理解が急速に進むようになった。月星座だけではなく、他の部分に関しても急に腑に落ちることが多くなった。なぜかはわからない。
しかし、私の中で月星座は欠落説は定番化した。よって個人鑑定の際も、この最新の研究結果を自分なりに挑んで使うようにしている。
先日私の「本格的ホロスコープ鑑定」を受けてくださり、月星座についてやその他のポイントについても見事に鮮やかに感想にまとめてくださった岩代ゆい様を、ご紹介します。よかったら読んで欲しいです。
このブレスレットは、鑑定結果を元に選んだ天然石で編んだものです。こちらもセットで納品させていただきました。
・タロットの本格スプレッド鑑定(メール1往復800字以上 5,000円)
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