Salone di SAKURA

西洋占星術とタロット

2017年末ぐらいからずっと辛かった人へ(土星の動き)

2017年末ぐらいから辛かった人にもう少しだけ生き延びて欲しい、と思ってこの記事を書いています。

昨日(2020年3月22日)から夏(2020年7月頭)までの数ヶ月、ずっと山羊座に滞在していた土星が、水瓶座に入ります。

土星とは、"課題"を表す試練の星とも言われ、怖がられることもありますが、土星が求める忍耐・努力のレッスンは、克服した時に得られるものも確固たるものがあると言われています。一つの星座に約2年半滞在しながら運行していると占星術では考えるのですが、その土星山羊座から水瓶座へ移動しました。

具体的にいうと、2017年末くらいから生き方やキャリアを変えざるを得なかった人、大きいスケールで物事の見直しを迫られたりして人生しんどくなっていた人たちは「めっちゃ厳しい期」を少しずつ抜けていくと考えてもらったらいいです。

ここ2年近くかけて何が起こったかというと、
・自分に合わない頑張り、努力が水の泡に
・築き上げた権力が実は砂上の楼閣だった
・しがみついてたものから引き剥がされた
こんな感じ。
今「崩壊した文明を前に呆然と立ち尽くす映画のラストシーン」みたいなことになっちゃっている人も、少なくないかもしれません。

大削減。それがここ2年くらいの山羊座土星のレッスンでした。

「これも無駄でしょ、あれも無駄でしょ、本当のあなたにとって。」
という容赦ない大嵐が過ぎ去ってみれば、本当に必要なもの以外はちり一つ残っていない状況。山羊座大先生は、甘くなかった…。

でも、この時期につかんだ手応えや学習したことは、今後の人生にとって不変の価値を持つ。そんな側面も土星にはありますので。

しんどかった人々は本当に大変だったかと思います。お疲れ様です。

来年以降は、本格的に水瓶座土星が滞在します。
ここから夏の間数ヶ月は、そんな様相を「チラ見」させてくれる期間です。

新しい価値観を確立していくフェーズです。
私の中では、破壊から創造に移行するイメージがあります。

復興は、ただ過去を再現するのではなく、よりみんなにとっていいものを作り出すチャンスなのです。
だから、新しく打ち立てていくその価値観は、自分にあった無理のない、そしてみんなにとっても多様性を重視したものである必要があります。それが水瓶座のレッスンです。

例えば、2017年末ごろから職場に行くのが辛い状況が続いていた人は、以前と同じ職場への復帰を目指すのではなく、リモートワークなどのより自分にあった新しい働き方に環境を変えることで、今回のレッスンをモノにすることになります。

土星期に辛かった人こそ、輝く。
失うことで見つけた自分にとって真に大切な価値観、具体化させていくことになりそうです。それぞれの胸に秘めた「大事なもの」をしっかりと見つめ直して、行動を求められることになります。

明けない夜がないように、天体は常に動き、私たちに世界の新しい側面を見せてくれます。
星たちの導きに従って、新しい世界を創っていきましょう。